検測

軌道検測

日々、多くの列車が安全・安定して走行するためには、常に線路状態を把握・管理し維持していかなければなりません。
そのためには、定期的な検査や修繕を繰り返すことにより安全かつ正確な運行を守ることができるのです。

検測グループでは、様々な装置を搭載した車両に乗務し線路の状態を検査しています。
列車の揺れは主に線路から伝わります。土台となる線路の検査は「電気軌道総合検測車:通称East-i」で実施され、新幹線、在来線に配備されています。また列車が安全に走行するための空間(建築限界)の検査は建築限界測定車にて行われます。この他にも地下鉄やモノレール(案内軌条)の線路を検査し列車の安全を守っており、どの検査車両も様々な検査装置が搭載され高精度、高水準の検査を可能としています。

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車両紹介

列車の走行において、列車の安全・安定・快適な運行には、土台となる健全な線路が欠かせません。

健全な線路を維持するために、線路状態を診断する軌道検測(高低・通り・軌間・平面性・水準など)、線路安全度診断(脱線係数)、線路内の障害物を確認する建築限界測定および軌道中心間隔測定などを実施しています。

また検測車両には、様々な検測機器および検測機器システムが搭載されており、常に規格に則った高精度を保たなければなりません。そのため定期的な点検・整備も併せて行っており、測定システムの故障を未然に防ぎ、精度の高い信頼ある測定に努めています。

新幹線E926電気・軌道総合検測車 East–i(E926)

East-iは、電気、軌道、信号、通信など地上設備の状態を約10日間に1回、営業列車と同一の最高速度に近い、275km/hで検査を実施する車両です。新幹線のほか、秋田・山形新幹線(新在線)も併せて測定しています。その中で当社は軌道検測を担当し、実際に走行した動的軌道状態の測定データは、安全で快適な線路保守に活用されています。

在来線電気・軌道総合検測車 East -i E・D(E491・E193)

在来線用検測車は、E491系(電車タイプ)とE193系(気動車タイプ)の2編成により運用を行っています。 営業列車と同一の最高速度で走行し線路の状態検査を始め、軌道中心間隔(隣り合う線路同志の間隔)や列車の揺れを測定し、日々の鉄道輸送に支障しないように、一定の周期で監視しています。また、視覚的に監視するための前方画像を併せて収録しています。

建築限界測定(マヤ50)

線路周辺の建造物や樹木などは本来列車と接触する場所にはありませんが、経年劣化や破損、植物の成長などにより列車が安全に走行する空間(建築限界)を支障する恐れがあります。光学式センサを搭載した専用の検測車両により、動的な定期測定を行って監視しています。

牽引式軌道検測装置(アイスター)

牽引式タイプの標準軌用軌道検測装置を運用しています。通常は新幹線レール探傷車の運用に合わせて軌道検測を定期的に行っています。専用車両により一般道路にて運搬が可能であり、非常時の臨時検査を可能にしました。

モノレールの線路測定

東京モノレールの線路は、普通の鉄道と異なり特殊なコンクリート桁構造です。コンクリートの面をゴムタイヤで走行する為に走行面の摩耗状態、コンクリート桁と桁の間の隙間(遊間)測定やコンクリート桁の変位状態(狂い)などを定期的に測定・監視しています。

レール探傷

レールは一見、鉄の塊でとても硬く丈夫に見えますが、列車の走行による衝撃や荷重、レールが敷設されている様々な環境条件によって、傷・摩耗・腐食等が発生し日々劣化が進行します。このような小さな劣化が進行していくと、ひびに変わりレール内部に亀裂を引き起こすことでレールが折損してしまい、列車の運行に影響するだけでなく、お客さまの安全輸送にも大きな影響を与えてしまいます。
探傷Gでは、精密なレール探傷検査システムを搭載した保守用の車両を使用し、リアルタイムにレール傷の位置を発見、摩耗状態や腐食量の測定を行い、列車の安全走行とお客さまの安全・安定輸送に貢献しています。

車両紹介

毎日多くの列車が2本のレールの上を走っています。そこを列車が通過する度にレールには常に大きな荷重が掛かり、大きな負担となっています。この力がレールを削り、傷つけていく原因となりレールの折損へと導いていくのです。当社ではレールに発生した傷や摩耗を専用車両で検査を行い、列車の安全・安定輸送を担っています。

在来線レール探傷車(保守用車)

在来線で使用される保守用車タイプのレール探傷車です。超音波をレールに照射することにより、レールの内部に潜む傷や頭面に発生した傷を発見します。発見された傷は画像処理され、測定室のグラフィックモニターで確認する事が出来ます。探傷測定と同時にレーザーによる断面摩耗装置やレール頭頂部に発生した傷を画像監視するカメラも搭載しています。RFDタイプの4台が年間計画に基づき、各地域、各線区の探傷測定で活躍しています。

軌陸式レール探傷車(軌陸車)

軌陸式とはレール上のほかに、一般公道も走行可能なレール探傷車です。これにより測定箇所に近い踏切や通路から線路への載線・離線作業を行う事が可能となり、通常測定のほか臨時測定にも臨機に対応が可能な機動力に優れたレール探傷車です。在来線、新在線、新幹線のレール探傷測定が対応可能であるのも軌陸式探傷車の大きな特徴の一つです。

新幹線レール探傷車(N-RIC)

高速鉄道である新幹線の安定輸送を支えるべく、レール探傷車として開発されたのが新幹線レール探傷車N-RICです。レール探傷、断面摩耗のほかに、頭頂面凹凸、レール頭面の画像もそれぞれ測定され、さらに牽引式軌道検測車(アイスター)と連結して探傷と軌道検測も同時に行う事も可能になっています。
北陸新幹線・北海道新幹線の開業から探傷測定距離も伸び、ますます大きな役割を担う車両になっています。

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